上級
オイルから作る液体石鹸の素、アルコールを使った基本の作り方です。
ココナッツオイル | 400g |
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苛性カリ(ディスカウント0%) | 122g |
精製水(50%) | 200g(174g) |
無水エタノール(20〜30%) | 100g(126g) |
*「無水エタノール」を「消毒用エタノール」にする時は(g)←この量に変更
消毒用エタノール:15℃でエタノールを76.9〜81.4v/v%含む
無水エタノール100g (約120ml
) → アルカリ計算機
紙コップに苛性カリと耐熱容器に精製水を入れ、混ぜながら完全に溶かします。苛性ソーダほど反応は激しくありませんが、よく換気をし吸い込まないようにしてください。温度は60〜70℃くらいに温度調節します。
ボウルにオイルを量り、湯煎にかけ温度を60〜70℃まで温めます。オイルは温度が上がり続けますので、目標温度の少し前に湯煎から下ろします。引火しやすいアルコールも使いますので電磁プレートがお勧めです。
苛性カリ水をオイルの入ったボウルに加え、ヘラで3〜5分よく混ぜてください。湯煎にかけて80〜90℃になるまで温度を上げます。アクのような固まりが浮いています。
ここからは特に沸点78.5℃のエタノールを使用しますので火気厳禁です。IH電磁調理器などの電化製品は使用場所を考え、エタノールの側では使わないようにします。エタノールは揮発性の成分ですので、細心の注意を払い作業します。また、作業中にエタノールを吸い込まないようにしてください。お部屋の窓を開け十分に換気をします。
エタノールを入れ混ぜていると表面に泡がでてきます。ヘラを入れると細かい泡がたくさんでてきて、ふき上がりそうになるので、「軽く混ぜる」→「ヘラを出す」を繰り返して様子を見ながら軽く混ぜます。エタノールを入れてからこの反応が出るまではオイルの種類により変わります。ココナッツオイルだけで5〜20分となります。
* エタノールを使用するので必ず火元を止めて作業し、湯煎が冷めたら安全を考慮し温め直します。
しばらく混ぜると反応がおさまり、液体が重く半透明のジェル状になります。オイルの種類によってはこの時点で透明でなく白っぽい場合もあります。このリキッドソープの素は、冷めないうちにタッパーなどの密封容器に入れます。
* このレシピでは約900ml分のモールドが必要になります。
2時間〜1日ほどよく保温します。アルカリ度が高いときは保温する方が鹸化が進むのでアルカリ度の下がりが良くなります。phによってはすぐに使えますが、2〜3日置いておくとマイルドな使用感になります。
カット面が透明なので、ラップや密封袋にいれて空気に触れないようにしておくと、とてもきれいな石鹸になります。リキッドソープの素は、夏の暑いときは冷蔵庫、小分けして冷凍保管も出来ます。
苛性ソーダのついた道具は、お酢かクエン酸水をスプレーし中和してからゴム手袋をして台所洗剤で洗います。道具についた石鹸生地も中和させてから新聞紙やキッチンペーパーで拭き取り、必ずビニール袋に入れ燃えるゴミとして捨て、排水溝には流さないでください。
《場所》
苛性カリの蒸気を吸い込まないよう、部屋の換気を良くし、作業スペースに新聞紙をひくなどしてカバーします。
《服装》
マスク、ゴム手袋、エプロン、眼鏡かゴーグル着用し、吸い込んだり、皮膚に付かないよう服装でも保護します。
《道具》
計り、紙コップ、温度計2本、湯煎用なべ、耐熱ガラス容器、ボウル、泡立て器、ブレンダー、計量スプーン、へら、石鹸型、保温用毛布/タオル、カットナイフ
* 道具類は苛性ソーダに反応しない素材を選びます。
○…ステンレス、ガラス、ほうろう
×…鉄 アルミ
◇エタノールは約78℃で気化して可燃性ガスとなり、火気の近くでは引火・爆発することがあります。使用する時は、風通しに気をつけ、通電している電化製品や火気の近くには、絶対に置かないでください。◇皮膚や目を痛めることがあります。◇濃いアルコールに直接皮膚をさらすと、荒れる可能性があります。◇アルコール消毒などで反応が出てしまう敏感な方は、使用はおやめください。◇直接目に入ると刺激があります。すぐ水でよく洗ってください。ひどい場合には医者の手当を受けてください。
* 当店のリキッドソープの元の写真の見せ方の一部は、Aromatica様に許可を頂いております。講師資格はAromatica様へ
商品内容や保管・使用上の注意は、あらかじめ商品詳細ページにてご確認ください。