手作りボディケアのベースパウダー、オプション材料はたくさんあります。ここでは特によく使われるパウダーや各基剤の代表的なもを紹介します。個人的な使用感ですが、ボディパウダー作りの参考になるといいと思います。
雲母(マイカ)を粉砕して化粧品向けに製造したもので、多少光沢感のあるきめ細かく柔らかいパウダーです。表面がすべすべして、伸びやすく蒸れにくいパウダーです。袋の上から見るとツヤツヤしたようにみえますが、肌にのせるとなじみます。
・ツヤ感‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥○
・伸びやすさ‥‥‥‥‥‥‥‥◎
絹雲母(セリサイト)を粉砕して化粧品向けに製造したもので、光沢感はないもののややツヤがある細かいタイプです。さらさらして蒸れにくく、ファンデーションベースとして広く使われている。
・ツヤ感‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥△
・伸びやすさ‥‥‥‥‥‥‥‥◎
滑石を微粉砕した細かい白い粉です。肌への付きがよく、さらさらしていて柔らかく滑りがよいパウダーです。ベビーパウダーにも配合されている使いやすいパウダーです。
・ツヤ感‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥○
・伸びやすさ‥‥‥‥‥‥‥‥◎
トウモロコシの胚乳からとれたものを医薬品・化品用原料にした手触りが良いパウダーです。食用と比べると粒子が細かく、なめらかで薄くのびます。
・ツヤ感‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥×
・伸びやすさ‥‥‥‥‥‥‥‥○
粒径5ミクロン以下のセリシン30%、フィブロイン70%の組成のシルクパウダー100%です。なめらかなシルク特有のすべすべとしなやかさでよく馴染みます。
・ツヤ感‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥×
・伸びやすさ‥‥‥‥‥‥‥‥○
化粧品グレイドの100%真珠パウダーです。天然アミノ酸が豊富に含まれ、皮膚のコラーゲンに似ている為、保湿にもよく肌になじみやすい。
・ツヤ感‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥×
・伸びやすさ‥‥‥‥‥‥‥‥△
・使用量‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥〜5%
沖縄の天然珊瑚100%の微粒子パウダーです。ミネラルを含み、マイナスイオンを発する。古い角質・汚れを吸着除去し、消臭・抗菌作用で清潔に保ちます。保存剤を入れないで作りたいので気に入って使っています。また、UV-A/Bの天然紫外線防止剤としても有効とされているようです。
・ツヤ感‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥×
・伸びやすさ‥‥‥‥‥‥‥‥○
・使用量‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥〜5%
花崗岩が風化してできた穏やかに作用し浄化するクレイパウダーです。抗菌作用と脱臭効果(デオドラント)があり、乾燥させるのでベビーパウダーやボディーパウダーとして使われます。
・ツヤ感‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥×
・伸びやすさ‥‥‥‥‥‥‥‥○
皮脂吸着に優れ、ふんわりとした感じの被覆力で肌を滑らかにし、シワを目立たなくするとして配合される。少量の使用で滑りがよくなる為、主にフェイスパウダーに使われます。
・ツヤ感‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥×
・伸びやすさ‥‥‥‥‥‥‥‥◎
・使用量‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥〜3%
原料は植物性由来で細かく白い滑らかな粉末です。粉同士がダマになるのを防ぎ、肌になじみやすくしっとりする為、ベースパウダーにはおすすめ。パウダーケアで乾燥が気になるときに入れてみてください。
・ツヤ感‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥×
・伸びやすさ‥‥‥‥‥‥‥‥○
・使用量‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥〜5%
ファンデーションに少量入れると白さとマット感をだすほか、紫外線の予防をアップする効果がある。親水性、親油性、撥水性、表面コーティング有無など種類があります。パウダーで使用するとき、親水性は収斂作用があるが乾燥する場合があるので目的により親油性と使い分けるほうがよい。コーティングなしは、収れん性・消炎作用があり、おむつかぶれやあせもなど皮膚炎の解消に使われる。
・ツヤ感‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥×
・伸びやすさ‥‥‥‥‥‥‥‥△
・使用量‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥〜30%
ハトムギ(ヨクイニン)の実を細かくパウダー状にしたものです。イボに有効な成分も含みイボケアに使われる。あせも等のケアパウダーにも使われています。良質な天然のアミノ酸を多く含み、保湿、きめを細かくするなどボディパウダーに混ぜられる。肌荒れ予防、アトピーケアにも期待される。
・ツヤ感‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥×
・伸びやすさ‥‥‥‥‥‥‥‥△
炭酸水素ナトリウム。弱アルカリ性を示し、脱臭としてボディイパウダーやデオドラントパウダーにお使いいただけます。酸性を中和し、悪臭や菌を抑え汚れを取り去るさらさらしたパウダーです。
・ツヤ感‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥×
・伸びやすさ‥‥‥‥‥‥‥‥△
・使用量‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥〜30%
ハーブの優しい香りと有効性で入れられる。アーユルヴェーダのガルシャナ、ウドワルタナにも使われる。ハイビスカスパウダーなど濃い色のハーブパウダーは、色素がお肌に移る場合があるりますので、他の材料と混ぜて使用量を調節するなど工夫してください。
* 色の濃さなど目立たない部分でお試しになってからご使用ください。
・ツヤ感‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥×
・伸びやすさ‥‥‥‥‥‥‥‥×
ボディパウダーの香り付けには、精油や肌につけられるフレグランスオイルを使うことができます。敏感肌で余計な物を入れたくないとお考えの場合は、入れずにお使いください。 精油を入れる時には、スプレーで精油を 吹きかけるとダマになりにくくなります。
《配合量》
・フレグランスオイル … 出来上がり50g:約1〜3滴
・精油 …………………… 出来上がり50g:約1〜2滴
* 精油は天然成分ですが作用が強い物もあります。小さなお子様、敏感肌の方は十分注意してお使い下さい。
商品内容や保管・使用上の注意は、あらかじめ商品詳細ページにてご確認ください。