パウダー状のジェル基剤のキサンタンガム、グアガムは多糖類というものです。これらは天然の増粘剤として手作り化粧品ではよく使われる素材です。多糖類は親水性が高い特性のために水に入れるとすぐに水を吸ってしまいダマになってしまいます。きれいなジェルを作る混ぜ方のコツをご紹介します。
粉状のキサンタンガムにいきなり精製水を混ぜ合わせると粉の回りを水が囲い込んでしまうので内側に粉の塊できダマになります。ジェル基材の粉の中でもキサンタンガムは特にダマができやすく混ざりにくいものです。最終的には時間が掛かっても混ざり合います。
キサンタンガムをまず1,3BGに混ぜた後に精製水を入れた場合は、簡単にきれいなジェルを作ることができます。
精製水は分けずに一気に入れ手早く混ぜるようにして下さい。精製水のビーカーにガムを入れるのではなく、必ずガムのビーカーに精製水を入れてください。また、50〜60℃のお湯を使うことでさらにきれいに速くジェル状になります。
最初に粉と混ぜるのにお勧めのものは、1,8BGのほか、1,2ヘキサンジオール、グリセリン、アルコールがむいているようです。グラニュー糖やトレハロースを分散剤としてキサンタンガムの粉と合わせて混ぜることもできます。
もし手作りジェルのレシピにこれらの成分が入るときは、キサンタンガムの粉と先にあわせることをお勧めします。
1,8BGやグリセリンを粉と先に混ぜるやり方は、ヒアルロン酸パウダーなど精製水に溶けるのに時間が掛かる粉類にも使うことができるテクニックです。
レシピの中で1,8BG、1,2ヘキサンジオール、グリセリンなどを使わない場合もあります。時間は掛かりますがジェル状になります。50〜60℃のお湯を使うことで少し速くジェル状になります。精製水を分けずに一気に入れ手早く混ぜた後は 気長に「混ぜる→放置→混ぜる」を繰り返して下さい。
きれいなジェルを完成させるために最後に電動クリーマーで良く撹拌し、仕上げるといいでしょう。ここで残っていた小さなダマもきれいに離れて均一になります。1つ注意してもらいたいことは、ジェルに空気が入らないように電動クリーマーを回しながらビーカーに入れずに、ジェルの中に入れてから回転させてください。ある程度、ジェルの深さがある50mlほどのビーカーで行うことと、量が少ないときは電動クリーマーで回転させるときに空気が入ってしまうので注意してください。
商品内容や保管・使用上の注意は、あらかじめ商品詳細ページにてご確認ください。