リップクリームや口紅、グロスを作るときに酸化防止剤や防腐剤は必要でしょうか?入れるならどのような酸化防止剤を入れたらよいのか迷ってしまいます。いくつか提案をしていきますのでご参考になればと思います。
GSE(グレープフルーツシードエクストラクト)は、油分によく混ざらないため、油とワックスから出来るリップには不向きです。
試しにガラス容器に流してみると左の写真←のように 、そこにGSEがたまってしまいました。
TGR は、油とワックスからできるリップには混ざりません。少量使いなので混ざっているように見えましたが、こちらもガラス容器に多めに流してみると 、そこにTGRがたまってしまいました。
ビタミンEオイルは、きれいに混ざりました。10%程度なら濃い飴色のビタミンEオイルも色が出ずに混ざります。カラーリップなどに使う場合でも色あいに影響せずに使うことができます。血行促進作用により、荒れた唇をしなやかにし、リップにツヤを与えます。
小麦胚芽オイル(ウィートジャムオイル)は、ビタミンEを非常に多く含むので、酸化防止としてお使い頂けます。こちらも10%程度なら色が出ずにきれいに混ざります。カラーリップなどに使う場合でも色あいに影響せずに使うことができます。ビタミンEの血行促進作用により、荒れた唇をしなやかにします。
水溶性の成分が入っていない軟膏やリップは、防腐剤は必要ないと考えています。口に入ってしまう可能性も多いので、入れるならビタミンEオイルやウィートジャムオイルなどの酸化防止するものがお勧めです〜
商品内容や保管・使用上の注意は、あらかじめ商品詳細ページにてご確認ください。