手作り石鹸｜ Q&A
手作り石鹸｜ Q&A
石鹸が手作りできると知ったときの驚きは今でも覚えています。最初の頃は慎重にしていたのにだんだん自分流になって、失敗しちゃった？！なんて事もありました。作っていて疑問が出てくることなどの質問をのせてみました。回避方法はいくつかあるかもしれませんが、何かの参考になるといいなぁと思います。
手作り石鹸には精製水をお使いください。水道水やミネラルウォーターには、カルシウムや鉄分、マグネシウム等のミネラル（金属イオン）が含まれています。とくにヨーロッパに多い硬水とよばれる水は、ミネラルが多く含れる為、石鹸には不向きです。日本の水道水は軟水のところが多いのですが、ミネラル分が全くないというわけではありません。
このミネラル（金属イオン）が石鹸を作る過程で金属石鹸（石鹸かす）になり、泡立ちが悪かったり洗浄力が低い石鹸になってしまうのです。水道水を使って石鹸を作ったとき、苛性ソーダとオイルを合わせて混ぜだした時に色が、薄い赤茶っぽく一瞬変色することがあります。このようにごく微量でも成分と反応し変色することがあります。
市販の石鹸に比べると手作り石鹸は泡立ちがあまりよくありませんが、泡立てネットを使うと泡立ちがよく使いやすくなります。また、泡立ちのよい手作り石鹸とネットの中で合わせて使うこともできます。香りのする石鹸を足してみたり、自分用の石鹸にネットの中で組み合わせて使うのも面白いです。
水の比重は1となりますので 1g = 1ml になります。オイルの場合は種類や気温の高低で、比重が変わってきます。その為、当店のレシピは変動のない重量の "g" 表示となっております。しかしながら販売は、体積の "ml" となっております。
全てのオイルに共通するわけではありませんが、1ml = 0.9gでお考え頂き、すこし多めに材料を揃えて頂ければと思います。
例）100gのオイルが必要な時 … 100 ÷ 0.9 = 約111ml → 120mlあると安心
例）200gのオイルが必要な時 … 200 ÷ 0.9 = 約222ml → 250mlあると安心
オレイン酸を主成分とし50〜80％含み、柔らかい石鹸に仕上がりますが、しっとりとした洗い上がりになります。酸度は遊離脂肪酸の割合で、例えば酸度1％というのは、100gの当たり1gの脂肪酸が遊離しているという事です。数字が小さいほど酸化していないということです。
《エクストラヴァージンオリーブオイル》
果の実を搾りろ過しただけの化学的処理を行わない一番搾りのオイルで、酸度が0.8％以下オイルです。未精製ですので成分が多く残っているので酸化されやすく、香りとクロロフィルの緑の色が残っています。オリーブ本来の色や香りを楽しみ早めに使い切るようにしてください。
《精製オリーブオイル》
ヴァージンオリーブオイルを精製し、色、香り、味などの成分を精製し、酸度を0.3％以下にしたものです。オレイン酸の割合は変わりません。このオイルで作った石鹸は他のオリーブオイルに比べて白い石鹸に仕上がりますので、デザイン石鹸にむいています。香りもほぼ無臭ですので精油の香りも邪魔されません。
《ピュアオリーブオイル》
精製オリーブオイルにヴァージンオリーブオイルをブレンドし、酸度を1％以下にした
ものです。このオイルで出来た石鹸は、不純物が少ないので酸化しにくく、色もある
程度白く仕上がり香りも邪魔されにくいようです。
当店のピュア・オリーブオイルは、精製オリーブオイルにエキストラヴァージンオイ
ルを30％ブレンドしていますので、有効成分もほどよく残り酸化もしにくいバランスの
とれたオイルです。30％の未精製オイルを含みますので出来上がりの石鹸はややオイル
の色が影響します。
《ポマースオリーブオイル》
バージンオリーブオイルを搾った残りカスに有機溶剤を使って抽出したオイルです。
褐色がかった緑色のオイルは、やや鼻につく香りがします。安価ですがあまり人気が
無く使われません。
残念ながらできません。ホホバオイルだけで石鹸が作れないのは、不鹸化物が50％と多いためです。この不鹸化物は高級アルコールで、それは固まらない性質のアルコールだからです。
商品内容や保管・使用上の注意は、あらかじめ商品詳細ページにてご確認ください。
