当店水まんじゅうカップ:約7×φ5.5cm(約53g)5個分
まず最初にカップの中のぷるぷる石鹸を作ります。
1,3ブチレングリコール(BG)とタマリンドガムをビーカーで混ぜておきます。
( 1 )《材料1》の精製水Aを入れて、気泡が入らないように丁寧に手早く混ぜます。シリコーンゴムスプーンを使い塊をつぶしながらすると便利です。
ある程度のダマが無くなるまで少し置いては混ぜるを5〜10分繰り返してください。
リキッドソープベース(アミノ酸系)をいれて、均一になるまで泡立たないように静かに混ぜます。
別の容器に《材料2》のグリセリンと水を合わせて混ぜておきます。
〈4〉と〈5〉を湯煎などにかけ約60〜65℃まで温度をしっかり上げます。
* 電子レンジを使う場合は、耐熱容器を使い10〜20秒ごとに様子をみて目を離さないでください。
温度が上がったら〈4〉の中に〈5〉を少しずつゆっくりと加えながらよく撹拌します。ここでも気泡が入らないよう気をつけてください。少しの気泡は型入れの際にとれることがあります。一気に入れたりすると塊が出来てしまいます。
* 液体に電動クリーマーを回しながら絶対に出し入れしないでください。気泡が入って透明感が無くなります。自信が無い方は、シリコーンゴムスプーンで丁寧に混ぜてください。
お好みのカラージェルと香りをつけたい場合にはここで精油を入れてください。カラージェルは、楊枝の先につけて少量づつ入れてください。精油は沢山入れてしまうと透明感が無くなります。急に固まることはありませんが、温度が下がってくると固まりだしますのでゆっくり作業をしたい場合には温度が下がらないようにしてください。
* 何色か色分けして作る時は、容器に流してから色付けしてください。
静かに常温で3〜4時間または、気泡が抜けたら冷蔵庫に入れて1時間で固まります。ベースとなるカップのぷるぷる石鹸はこれで出来上がりです。
次に花びらとおしべを作っていきます。()内の分量で手順は〈1〉〜〈7〉までは同じ手順で作ります。カラージェルを少しずつ入れてお好みの濃さにします。ベースの色より濃くした方がはっきりしてきれいです。
* 花びらとおしべを2色にしたいときには取り分けしてそれぞれにカラージェルを入れます。
カップの中心のところにフラワーゼリーの花びらツールの直径ほどの穴を作りその部分のジェルをくりぬいておきます。ジェル石鹸の1/3〜4の高さくらいが丁度よいようです。細いスプーンなどを使うと簡単にできます。
製菓用のフラワーゼリーキットという注射器と花びらを作る道具を使います。はじめにおしべの部分を作ります。〈11〉を入れてから針を装着します。注射器の針(中心用のツール)をジェルに開けた穴の中心に垂直にさして横から位置を確認しながら液を注入します。
次に花びらを注入するへら状のツールを装着します。穴を開けたところから真下より鋭角に外に向かい一枚一枚注入します。だんだん角度を開いていき最後はカップ面に水平に近くなるくらいで注入します。表から見て花びらのバランスを見ながら形を整えます。
余分な液をティッシュで取り去り、開いている穴に〈12〉でくりぬいたジェルを戻します。注入したジェルが1時間くらいで落ち着きますので静かに置いておきます。
・常温保存……約3〜6ヶ月
フラワーゼリーソープを作る際、細かい花びらなどを作るのに時間が掛かります。その間にもどんどん固まっていくジェル石鹸、せっかくの楽しい時間を楽しめませんね。そこで色付けするジェル石鹸は、左のように湯煎にかけて温度を60℃に保ちながら作ると固まる時間を延長することができます。水分が蒸発してしまうので蓋はしてください。柔らかすぎると花びらがきれいに入りにくいので、注射器にいれたら冷ましてから行うなど硬さの調節をする必要があります。また、表面に膜が張ったら都度取り除いてください。
《水まんじゅうカップ》
フラワーゼリーソープにお勧めのカップです。1つずつ蓋が付いていますので、お教室の生徒さんが持ち帰りやすく人気です。フラワーゼリーソープの容器としてもお使い頂けます。容量が53gとなっておりますが、表面の泡の膜を1枚取り去ることを考え約55〜58gほどぷるぷる石けん溶液を入れると丁度良いです。入れ過ぎると蓋が閉まらなくなりますが、数日おいておくと水分が蒸発して縮まりますので蓋ができるようになります。
製菓用の道具としてフラワーゼリー用のツールがあります。花びらの形などたくさんの種類がありますが、5〜6種類の花びらの形がはいって1,500円程度で製菓専門店などで販売されているのをお使いください。
色を数色使う場合は、同じ数の注射器があると色が混じったり慌てることがなく安心です。
フラーワーゼリーソープでは2種類のカラージェルを使い分けします。
おしべと花びらを作る時の色は、にじんでしまう物を使うと数日経つとぼやけてきて
しまいます。くっきりとした境界線を作りたいときはにじみなし(色移りしない)
タイプをお使いください。酸化鉄や二酸化チタンで色付けすることもできますが、
カラージェルの方が簡単にできますのでお勧めです。淡い色合いは、例えばパールピ
ンクとホワイトを混ぜるなど、ホワイトを上手く使うとよいでしょう。
カラージェルの中でも色素が水に溶けているタイプのカラー素材です。その為、透明度が高く透きとおったぷるぷる石鹸ができます。ほんの少量でも色が付きますので、楊枝の先などに付けて少しづつ色調節してください。色を濃くしても透明なままです。フラワーゼリーソープのベースの色付けにはこのタイプを使用します。ベースとしての色付けはお花がはっきり見えるので薄い色付けにします。
* 当店の「色のにじみあり」と記載のカラージェルです。
《カラージェル:色のにじみあり》
・マリンブルー ・エメラルド
・レモンイエロー ・オレンジ
・ワインレッド ・カシスグレープ
・バイオレットブルー
カラージェルの中に色材パウダーが分散しているタイプのカラー素材です。その為、少量であれば透明度もありますが、色を濃くしていくと透明度は低くなります。楊枝の先などに付けて少しづつ色調節してください。この色のタイプは色のにじみ(色移り)がありませんので、フラワーゼリーソープのなかのおしべや花びらを作る時の色付けにとてもむいています。そのまま使えるのも便利ですね。
* 当店の「色のにじみなし」と記載のカラージェルです。
《カラージェル:色のにじみなし》
・パールホワイト ・パールブルー
・パールピンク ・バレンシア
・パプリカレッド ・ロイヤルパープル
・サファイアブルー ・グラスグリーン
・ミモザイエロー ・ホワイト
・ブラック
商品内容や保管・使用上の注意は、あらかじめ商品詳細ページにてご確認ください。