ハーブをアルコールに浸すと植物の油溶性成分と水溶性成分が溶出されます。抽出するアルコールの種類により外用/内用と使用の仕方が変わってきます。このページでは化粧水やローションなど体に使う外用のチンキの作り方を説明します。
希釈したものを外用でのみ使用できます。
材料となるドライハーブが葉や花などの柔らかい部分を使用する場合はそのままで、大きな葉、種子、実、根、樹皮など硬いものを使用する場合は、直前に小さくしておくと有効成分が抽出されやすくなります。
ハーブは大きさによってかさばる物などもありますが、5〜15gくらいを抽出瓶にいれてください。多くても瓶にぎゅうぎゅうになるより8割以下にして下さい。
アルコールと精製水がひたひたになるくらいまで入れる。完全にハーブがひたるよう、アルコールを足すなどして調節してください 。瓶はあまり大きすぎると空気に触れる面積が増えるので、ちょうどいいものを選ぶとよい。
フタを閉め冷暗所に2〜3週間置いてください。浸出を促すため毎日1〜2回は瓶をよく振ってください。
布または、キッチンペーパー、ろ紙をつかいよく濾してください。アルコールの中にハーブの残りがまだあるようならば再度よく濾してください。ろ紙をつかえば1度できれいに濾すことができます。
・約1年以内
・消毒した容器にラベルを貼り保管
・冷暗所保存
抽出には、無水エタノール、またはエタノールと精製水の混ぜたもので浸出することができます。
私は50〜80%ほどで作ることが多いです。
(例)無水エタノール30ml + 精製水70ml でアルコール30%となります。
・アルコール 25% ……………フラボノイド、タンニン、粘液質、配糖体などが溶出
・アルコール 40〜60%………さらにアルカロイド、サポニン、精油などが溶出
・アルコール 90%〜 …………さらに樹脂系などが溶出
商品内容や保管・使用上の注意は、あらかじめ商品詳細ページにてご確認ください。