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ハーブのチンキ剤(外用)How To

ハーブをアルコールに浸すと植物の油溶性成分と水溶性成分が溶出されます。抽出するアルコールの種類により外用/内用と使用の仕方が変わってきます。このページでは化粧水やローションなど体に使う外用のチンキの作り方を説明します。

Material

  • 《出来上がり 約40ml》
  •  精製水 ……………………… 20ml
  •  無水エタノール …………… 50ml
  •  ハーブ:ローズマリー …… 15g

  • 希釈したものを外用でのみ使用できます。

ハーブチンキ剤の作り方

作り方

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材料となるドライハーブが葉や花などの柔らかい部分を使用する場合はそのままで、大きな葉、種子、実、根、樹皮など硬いものを使用する場合は、直前に小さくしておくと有効成分が抽出されやすくなります。

チンキ剤の作り方

ハーブは大きさによってかさばる物などもありますが、5〜15gくらいを抽出瓶にいれてください。多くても瓶にぎゅうぎゅうになるより8割以下にして下さい。

ハーブのチンキ剤(外用)の作り方

アルコールと精製水がひたひたになるくらいまで入れる。完全にハーブがひたるよう、アルコールを足すなどして調節してください 。瓶はあまり大きすぎると空気に触れる面積が増えるので、ちょうどいいものを選ぶとよい。

ハーブのチンキ剤作り方

フタを閉め冷暗所に2〜3週間置いてください。浸出を促すため毎日1〜2回は瓶をよく振ってください。

チンキ剤

布または、キッチンペーパー、ろ紙をつかいよく濾してください。アルコールの中にハーブの残りがまだあるようならば再度よく濾してください。ろ紙をつかえば1度できれいに濾すことができます。

チンキ剤作り方

チンキ剤の作り方

保存の目安

・約1年以内

保存容器

・消毒した容器にラベルを貼り保管

保存場所

・冷暗所保存

  • 無水エタノールを使用したチンキ剤は外用ですので薄めて飲むことはできません。
  • アルコールは殺菌効果がありますが、長期使わない場合は冷蔵庫保管をおすすめします。
  • アルコールですので子供の誤飲と火の気のある所、高温なる所には置かないようにしてください。

Memo

アルコール(エタノール)濃度と抽出成分

抽出には、無水エタノール、またはエタノールと精製水の混ぜたもので浸出することができます。
私は50〜80%ほどで作ることが多いです。
(例)無水エタノール30ml + 精製水70ml でアルコール30%となります。

 ・アルコール 25% ……………フラボノイド、タンニン、粘液質、配糖体などが溶出
 ・アルコール 40〜60%………さらにアルカロイド、サポニン、精油などが溶出
 ・アルコール 90%〜 …………さらに樹脂系などが溶出

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ローズマリー
ローズマリー
オーガニックのローズマリーは、若返りのハーブ「ハンガリー・ウォーター」の材料に使われています。すっきりした香りと収れん作用など人気のハーブです。
濾紙
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布やキッチンペーパーでは通り抜けてしまう細かいハーブやハーブパウダー、不純物を1度きれいに濾すことができる便利なろ紙です。
無水エタノール
無水エタノール
植物性発酵エタノール無水は、99.5%以上の植物由来(サトウキビ)の発酵エタノールです。手作り化粧品、手作り化粧水、植物成分の抽出などにお使い頂けます。
化粧用水
化粧用水HG
イオン交換樹脂により精製し、UV殺菌した手作り化粧品にむいている精製水です。殺菌剤の塩素や副生成物のトリハロメタン、金属イオンなどを除去した水です。
透明ガラス瓶
透明ガラス瓶
ハーブの浸出に便利な容器。オイルが入っていても中栓付きなので漏れにくい。内容量も100mlと空気に触れる部分も少なくちょうどよい大きさです。

商品内容や保管・使用上の注意は、あらかじめ商品詳細ページにてご確認ください。