自然素材を生活に活かして手作りアイテムを作ってみましょう。アイディア次第でいろいろな物が作れます。市販の製品の成分表を見ながら、手に入る材料で手作りできるかチャレンジするのも楽しいですよ。
・無水エタノール(アルコール)
…… エタノールを99.5%以上含
・エタノール(アルコール)
………… エタノールを95.1〜95.6%含
・消毒用エタノール(アルコール)
… エタノールを76.9〜81.4%含
無水エタノールと消毒用エタノールは含まれるエタノールの割合が違います。消毒用エタノールは、エタノール以外は水となりますので配合量を考慮すれば使えないわけではありません。
しかし、消毒用エタノールの中には着色がされている物や名前が似ている消毒用エタノールIP(イソプロパノールやイソプルピルアルコール)というものもあります。
これらは手作りコスメにはお使いいただけません。紛らわしいので、不安な方は消毒用アルコールは使わない方がよいかもしれませんね。
水とアルコールだけでできている消毒用エタノールでしたら、ルームフレグランス(エアーフレッシュナー)のスプレーに使うことができます。
例えば、消毒用エタノール80%含は、エタノール80mlと水20mlです。10mlのエタノールが必要な時は、12.5mlの消毒用エタノールを入れて、その代わりに水の量を2.5ml減らす計算になります。個人的にはそんな細かく計算せずに目分量で入れてしまいますが…
一般的にフレグランスオイルとよばれる香り製品は、香料とアルコールの割合で呼び名が異なります。この香料の割合のとを賦香率といいます。ここでいう香料は、精油、人工香料を指します。
・パルファン…………(15〜30%)
・オードパルファン…( 8 〜15%)
・オードトワレ………( 4 〜 8%)
・オーデコロン………( 3 〜 5%)
* IFRA(国際香料品香料協会)基準
カルボン酸とアルコールを反応させると水がとれる反応(縮合)が起こります。
これは精油を蒸留するときに水が取り除かれ酢酸リナリルができるということです。
そしてエルテルに水が加わり再び、水と結合(加水分解)すると、もとのカルボン酸とアルコールに戻ります。
湿気が多い所での保管やルームスプレー作りで酢酸リナリルを含む精油と水をあわせると、この加水分解が起こり、酢酸とリナロールに戻ってしまうということです。
「カルボン酸とアルコールの縮合」と「エステルの加水分解」は、表裏一体の関係にあります。
酢酸が臭いのは皆さん知ってのとおりですね…
ということで、アロマのルームスプレーは早めに使いことと水の分量を少なくすることをお勧めします。
商品内容や保管・使用上の注意は、あらかじめ商品詳細ページにてご確認ください。