手作りの固形石鹸やリッキドシャンプーで洗い上がった髪は、アルカリ性に偏っています。これを酸性の基材を使って中和させる事により、開いていた髪のキューティクルを整える事が出来るようです。手作りシャンプー後の酸性のリンスの基材の使い方や種類を簡単にまとめてみました。ここでは代表的なものだけ紹介します。
色や香りに癖の少ないアップルビネガーやワインビネガーなどが使いやすい。
・アップルビネガー(pH3.0)
・ワインビネガー (pH2.7)
* メーカーによりphの値は違うと思われるので、ご参考までにご覧ください。
〈水 500mlに大さじ1(15ml)を加えた時のpH‥‥‥3.5〉
〈水1000mlに大さじ1(15ml)を加えた時のpH‥‥‥3.7〉
レモンやミカンなどに含まれる酸味成分で、白色無臭の粉末結晶で、なめると酸っぱい。アルカリ性を中和させるpH調節材として用いられます。特に匂いが無いのでリンスには使いやすい素材です。
〈水 500mlに小さじ1を加えた時のpH‥‥‥2.3〉
〈水1000mlに小さじ1を加えた時のpH‥‥‥2.4〉
手に入りやすい、酸性の代表フルーツなのでなじみやすい素材です。香りにも癖が無いので加えやすい素材です。(pH2.6)
〈水 500mlに大さじ1を加えた時のpH‥‥‥3.1〉
〈水1000mlに大さじ1を加えた時のpH‥‥‥3.4〉
このように水の量が増えてもあまりphに影響が無いことがわかりますので、リンスを混ぜる洗面器1杯のお湯の量はきっちり計らなくても大丈夫です。
商品内容や保管・使用上の注意は、あらかじめ商品詳細ページにてご確認ください。