当店アクリルモールド: 7×2×5.5cm(約75g)の石鹸10個分
アロエベラは、収穫後水洗いして葉の両脇のトゲをとります。切り口から黄色い液体が出てきますが、これはピンクになるための成分ですのでなるべく捨てないようにしましょう。植物が切られた部分を修復しようとする力はすごいです。
皮付きはそのまま1〜2pくらいに切りにします。皮なしは皮をうまくとって中のジェル部分を取り出してください。このときに重さを110gくらいになるよう量っておきます。ピンクになる成分は皮とジェルの間に多く存在するようです。
精製水を100g足してからブレンダーまたは、ジューサーでアロエベラをつぶします。葉の中のジェル部分がもっこりネトネトになります。大きい粒がなくなるようよくつぶしてください。
弱火に30分かけながら浮かんできた緑色のアクのような物は取り除きます。水分が減ってきたら精製水を足してください。この作業をすることでシュウ酸カルシウムのかぶれを避けることができるようです。この時点で液がピンクなる事もあります。
熱を加えてアロエベラは、もっこりネトネトがとれてさらっとしてきます。30分経過したら、二重茶こしでこします。
まだ、緑の皮の部分が残っていますので、さらにフィルターで1〜2回よくこします。こした黄褐色の液を量り、200gになるように精製水を足して冷蔵庫で冷やします。この状態で冷蔵庫にいれておくと酸化してしまうのか、綺麗なピンク色になることがありますが問題ありません。
苛性ソーダを量り、〈6〉のアロエジュースに苛性ソーダを少しずつ入れ、混ぜながら完全に溶かします。最初によく混ぜないと容器の底に苛性ソーダがついてしまい、とりにくくなります。この時いつもより温度が上昇し、刺激臭が発生しますのでよく換気をし吸い込まないようにしてください。
〈7〉の苛性ソーダが完全に溶けたら冷水の入ったボウルに入れ、40〜50℃くらいになるまで冷まします。急に温度が下がり始めますので、オイルの準備ができるころにあわせて準備しましょう。耐熱容器の上と下では温度が違いますので、計るときはかき混ぜてから計ります。
*温度が下がりすぎると苛性ソーダが再結晶してしまいます。
ボウルに各オイルを量りあわせます。オイルの入ったボウルを湯煎にかけ温度を40〜50℃まで温めます。オイルは温度が上がり続けますので、目標温度の少し前に湯煎から下ろします。
苛性ソーダ水とオイルが同じくらいの温度になったら、オイルの入ったボウルに少量ずつ苛性ソーダ水を加えながら、泡立器で素早くかき混ぜます。苛性ソーダを全部入れ、さらに3〜5分よく混ぜてください。
《ブレンダー使用する場合》
最初の10〜20分は休まずに泡立器でよく混ぜます。ブレンダーを使い「5秒〜10秒くらい混ぜる→手動で全体が均一になるよう1分ほど混ぜる」を繰り返し、全体に白っぽくなるまでよく混ぜます。
*ブレンダーは飛び散らないように石鹸素地に入れてから、必ずスイッチを入るようにしましょう。
《ブレンダー使用しない場合》
最初の10〜20分は休まずに泡立器でよく混ぜます。その後はときどき手を休めながらかき混ぜます。途中で温度が下がってしまったら湯煎にかけ40℃前後にを保ちます。生地がもったりとして全体に白っぽくなるまでよく混ぜます。
オイルと水溶液が分離しなくなり、泡立て器を持ち上げ垂れた液で線がつくようになるトレースの状態にします。 精油を加える場合は、ゆるめのトレースにし、ここで混ぜます。精油を入れた後、しっかりトレースがでるまでさらに混ぜます。
*トレースが出るまでの時間は、オイルの種類のより約15分〜60分以上かかる場合があります。
ゴムべらを使って残さず石鹸生地を型に流し入れます。 型ごとトントン!と生地に入り込んだ空気を抜きながら生地を馴染ませます。上からラップで軽くふたをします。
型ごと毛布やタオル、寒いときには保温シートや発砲スチロールの中に入れて24時間保温します。
柔らかすぎるときは、このまま1〜2日乾燥させてから切ってください。お好みの大きさにカットしたら、日の当たらない風通しのよい乾燥した場所で、4〜6週間乾燥させて出来上がりです。
苛性ソーダのついた道具は、お酢かクエン酸水をスプレーし中和してからゴム手袋をして台所洗剤で洗います。道具についた石鹸生地も中和させてから新聞紙やキッチンペーパーで拭き取り、必ずビニール袋に入れ燃えるゴミとして捨て、排水溝には流さないでください。
アロエベラジュースを作ってすぐに使わずに2日間冷蔵庫に置いておくときれいなピンク色になることがあります。きっと酸化したのかもしれませんが、苛性ソーダを入れた瞬間、褐黄色になります。これがピンクになるのかなぁ?!と不安になりますが、きれいな色に仕上がります。
キダチアロエでも同じように作ることができます。
アロエは多くの成分を含む植物なので、お肌に合わない方もいるようですのでご注意ください。
商品内容や保管・使用上の注意は、あらかじめ商品詳細ページにてご確認ください。