当店アクリルモールド: 7×2×5.5cm(約75g)の石鹸10個分
メンソールクリスタルを溶かしやすくするために、最初に結晶を細かく砕いておきます。乳房があると細かく砕きやすいようです。このレシピのメントールクリスタルは15gとなっていますが、この量はかなり多いので使用時にスースーしたり刺激を感じる事があります。初めての方は5g以下からお試しください。
〈1〉で細かく砕いたメンソールクリスタルを精製ホホバオイルと合わせます。融点が約43℃ですので、電子レンジまたは湯煎できれいに溶けます。トレースの前の分離のない緩い石鹸素地に入れるので、タイミングをみて溶かしてください。
苛性ソーダと耐熱ガラス容器に精製水をそれぞれ量っておきます。精製水に苛性ソーダを少しずつ入れ、混ぜながら完全に溶かします。最初によく混ぜないと容器の底に苛性ソーダがついてしまい、とりにくくなります。この時の温度は60℃〜80℃に上昇し、刺激臭が発生しますのでよく換気をし吸い込まないようにしてください。
〈3〉の苛性ソーダが完全に溶けたら冷水の入ったボウルに入れ、40〜50℃くらいになるまで冷まします。急に温度が下がり始めますので、オイルの準備ができるころにあわせて準備しましょう。耐熱容器の上と下では温度が違いますので、計るときはかき混ぜてから計ります。
*温度が下がりすぎると苛性ソーダが再結晶してしまいます。
ボウルに各オイルを量りあわせます。オイルの入ったボウルを湯煎にかけ温度を40〜50℃まで温めます。オイルは温度が上がり続けますので、目標温度の少し前に湯煎から下ろします。
苛性ソーダ水とオイルが同じくらいの温度になったら、オイルの入ったボウルに少量ずつ苛性ソーダ水を加えながら、泡立器で素早くかき混ぜます。苛性ソーダを全部入れ、さらに3〜5分よく混ぜてください。
最初の10〜20分は休まずに泡立器でよく混ぜます。ブレンダーを使い「5秒〜10秒くらい混ぜる→手動で全体が均一になるよう1分ほど混ぜる」を繰り返し、全体に白っぽくなるまでよく混ぜます。
*ブレンダーは飛び散らないように石鹸素地に入れてから、必ずスイッチを入るようにしましょう。
オイルと水溶液が分離しなくなったら〈2〉のオイルに溶かしたメンソールクリスタルと精油を入れて混ぜます。いつものトレースよりずいぶん緩い状態です。
分離していない状態で石鹸生地を成分のばらつきがでないように混ぜながら約3等分(約280gずつ)にします。1つの容器をブレンダーで混ぜ緩いトレースがでたら、フランキンセンスパウダーを入れてトレースをしっかりだします。この部分は砂浜のイメージの出来上がり部分となります。この生地を先にモールドに流しておきます。
残りの二つにそれぞれウルトラマリンブルーと二酸化チタンを入れます。色材は少しずつお好みの色になるよう加減してください。最初は泡立て器で混ぜていき最後にブレンダーや電動クリーマーで混ぜるときれいに色が広がります。
*二酸化チタンは親水性でも親油性でもお使い頂けます。
かなり緩いトレースの状態になったら、各色写真の様なボトルに入れます。
〈7〉で流しておいた砂浜のイメージの生地が少し固まりだしてきています。波の形を連想してスプーンの背の部分ででこぼこを付けていきます。柔らかすぎても形がつきませんので、流すときにはしっかりトレースをだしておくとよいでしょう。
〈10〉で流しておいた砂浜のイメージの上に白と青に色付けした石鹸生地を交互に流していきます。このレシピでは白と青の割合は半々にしていますが、お好みで変更してください。このまま同じ方向でデザインしていくと最初のレシピのような出来上がりになります。
型ごと毛布やタオル、寒いときには保温シートや発砲スチロールの中に入れて24時間保温します。デザイン中に温度が下がってしまいますのでしっかり保温するようにしてください。
柔らかすぎるときは、このまま1〜2日乾燥させてから切ってください。お好みの大きさにカットしたら、日の当たらない風通しのよい乾燥した場所で、4〜6週間乾燥させて出来上がりです。
苛性ソーダのついた道具は、お酢かクエン酸水をスプレーし中和してからゴム手袋をして台所洗剤で洗います。道具についた石鹸生地も中和させてから新聞紙やキッチンペーパーで拭き取り、必ずビニール袋に入れ燃えるゴミとして捨て、排水溝には流さないでください。
*ウルトラマリンの生地には酸性液をかけずに拭き取ってください。ウルトラマリンは、酸性成分と混ぜると大変危険ですので使用しないでください。 また、不要になった粉は他のものと混じることがないよう包み、排水溝には流さないでください。
まるでその場面から抜け出たような石鹸をカメレオン石鹸と呼んで
います。そうやって自分だけにはわかる石鹸を空想している時間は
とても楽しいです。
あの部分をこうしてみようか、などなど、思い通りになるまで何度
も作り直してみます。いつも同じにはできない石鹸の模様…
偶然できた模様…思った通りにできた模様…
一人で作るのも楽しいし、友人と一つの場面を作って見せ合うのも
面白い〜 )) 石鹸作りの新しい楽しみ方でもあります。
商品内容や保管・使用上の注意は、あらかじめ商品詳細ページにてご確認ください。