当店アクリルモールド: 7×2×5cm(約65g)の石鹸10個分
ニンジンを水洗いした後に皮ごと細かく切っておきます。他の野菜のトマトとホウレンソウはぶつ切り、カボチャは固いので小さめに切っておきます。
精製水100gをニンジンに足して、ハンドミキサーで細かく潰します。他の野菜も同じように潰しますが、カボチャは水分が少ないので150gの精製水を足してから、電子レンジで加熱してからハンドミキサーで潰します。
焦げつかないように弱火に5〜10分かけます。IHクッキングヒーターがあると火加減の調節がやりやすいです。その後、二重茶こしでこします。濃し終わった液体を90gくらいになるまで弱火でさらに煮込みます。カボチャはなかなか水分が減りませんので、熱が全体にいく程度でよさそうです。
野菜の液を分量通り量りビーカーにとり分けておきます。
苛性ソーダを量り、87gの精製水に苛性ソーダを少しずつ入れ、混ぜながら完全に溶かします。最初によく混ぜないと容器の底に苛性ソーダがついてしまい、とりにくくなります。この時いつもより温度が上昇し、刺激臭が発生しますのでよく換気をし吸い込まないようにしてください。
〈5〉の苛性ソーダが完全に溶けたら冷水の入ったボウルに入れ、40〜50℃くらいになるまで冷まします。急に温度が下がり始めますので、オイルの準備ができるころにあわせて準備しましょう。耐熱容器の上と下では温度が違いますので、計るときはかき混ぜてから計ります。
*温度が下がりすぎると苛性ソーダが再結晶してしまいます。
ボウルに各オイルを量りあわせます。オイルの入ったボウルを湯煎にかけ温度を40〜50℃まで温めます。オイルは温度が上がり続けますので、目標温度の少し前に湯煎から下ろします。
苛性ソーダ水とオイルが同じくらいの温度になったら、オイルの入ったボウルに少量ずつ苛性ソーダ水を加えながら、泡立器で素早くかき混ぜます。苛性ソーダを全部入れ、さらに3〜5分よく混ぜてください。
《ブレンダー使用する場合》
最初の10〜20分は休まずに泡立器でよく混ぜます。ブレンダーを使い「5秒〜10秒くらい混ぜる→手動で全体が均一になるよう1分ほど混ぜる」を繰り返し、全体に白っぽくなるまでよく混ぜます。
*ブレンダーは飛び散らないように石鹸素地に入れてから、必ずスイッチを入るようにしましょう。
《ブレンダー使用しない場合》
最初の10〜20分は休まずに泡立器でよく混ぜます。その後はときどき手を休めながらかき混ぜます。途中で温度が下がってしまったら湯煎にかけ40℃前後にを保ちます。生地がもったりとして全体に白っぽくなるまでよく混ぜます。
オイルと水溶液が分離しなくなり、ゆるめのトレースになりかけたら、ニンジン液を少しずつ加えながら泡立て器でよく混ぜます。トレースがなくなり緩くなりますので再び混ぜます。他の野菜の場合も同じです。
泡立て器を持ち上げ垂れた液で線がつくようになるトレースの状態にします。 香りを加える場合は、ゆるめのトレースにし、ここで混ぜます。フレグランスオイルを入れた後、しっかりトレースがでるまでさらに混ぜます。
*トレースが出るまでの時間は、オイルの種類のより約15分〜60分以上かかる場合があります。
ゴムべらを使って残さず石鹸生地を型に流し入れます。 型ごとトントン!と生地に入り込んだ空気を抜きながら生地を馴染ませます。上からラップで軽くふたをします。
型ごと毛布やタオル、寒いときには保温シートや発砲スチロールの中に入れて24時間保温します。
柔らかすぎるときは、このまま1〜2日乾燥させてから切ってください。お好みの大きさにカットしたら、日の当たらない風通しのよい乾燥した場所で、4〜6週間乾燥させて出来上がりです。
*天然の色素は自然に退色していきます。紫外線の当たらないところで保管してください。
苛性ソーダのついた道具は、お酢かクエン酸水をスプレーし中和してからゴム手袋をして台所洗剤で洗います。道具についた石鹸生地も中和させてから新聞紙やキッチンペーパーで拭き取り、必ずビニール袋に入れ燃えるゴミとして捨て、排水溝には流さないでください。
《カロテノイド系》カロテン類
・黄色〜橙色素(βカロテン)カボチャ、ニンジン
・赤色素(リコペン)トマト、スイカ
・赤色〜橙色素(カプサンチン)赤パプリカ
《カロテノイド系》キサントフィル類
・黄色素(ルテイン)卵黄、カレンデュラ、黄パプリカ
・黄色〜赤色素(β-クリプトキサンチン)オレンジ、柿、赤パプリカ
《ポルフィリン》
・緑色素(クロロフィル)ホウレンソウ、キュウリ、緑の野菜
商品内容や保管・使用上の注意は、あらかじめ商品詳細ページにてご確認ください。