当店アクリルモールド: 7×2×6(約80g)の石鹸10個分
苛性ソーダと耐熱ガラス容器に精製水をそれぞれ量っておきます。精製水に苛性ソーダを少しずつ入れ、混ぜながら完全に溶かします。最初によく混ぜないと容器の底に苛性ソーダがついてしまい、とりにくくなります。この時の温度は60℃〜80℃に上昇し、刺激臭が発生しますのでよく換気をし吸い込まないようにしてください。
〈1〉の苛性ソーダが完全に溶けたら冷水の入ったボウルに入れ、40〜50℃くらいになるまで冷まします。急に温度が下がり始めますので、オイルの準備ができるころにあわせて準備しましょう。耐熱容器の上と下では温度が違いますので、計るときはかき混ぜてから計ります。
*温度が下がりすぎると苛性ソーダが再結晶してしまいます。
ボウルに各オイルを量りあわせます。オイルの入ったボウルを湯煎にかけ温度を40〜50℃まで温めます。オイルは温度が上がり続けますので、目標温度の少し前に湯煎から下ろします。
苛性ソーダ水とオイルが同じくらいの温度になったら、オイルの入ったボウルに少量ずつ苛性ソーダ水を加えながら、泡立器で素早くかき混ぜます。苛性ソーダを全部入れ、さらに3〜5分よく混ぜてください。
《ブレンダー使用する場合》
最初の10〜20分は休まずに泡立器でよく混ぜます。ブレンダーを使い「5秒〜10秒くらい混ぜる→手動で全体が均一になるよう1分ほど混ぜる」を繰り返し、全体に白っぽくなるまでよく混ぜます。
*ブレンダーは飛び散らないように石鹸素地に入れてから、必ずスイッチを入るようにしましょう。
《ブレンダー使用しない場合》
最初の10〜20分は休まずに泡立器でよく混ぜます。その後はときどき手を休めながらかき混ぜます。途中で温度が下がってしまったら湯煎にかけ40℃前後にを保ちます。生地がもったりとして全体に白っぽくなるまでよく混ぜます。
オイルと水溶液が分離しなくなり白っぽくなったらフレグランスオイルのライラックをいれます。この時点ではかなり柔らかい状態です。
グリセリンソープを溶けやすいように小さくカットして、耐熱容器にいれます。カラージェルを入れて色付けしておきます。CP石鹸とのタイミングをうまく考えて溶かしてください。
* 空気中の水分を引き寄せやすいため、残ったグリセリンソープはラップなどで包んで保管してください。
〈6〉を紙コップや小分けできる容器に約160〜180gずつ2色分を取り分けします。カラージェルをそれぞれに入れて混ぜます。残った石鹸生地には二酸化チタンを入れて白くしておきます。
*混ぜるのをやめると固まってきますので棒でたまにかき混ぜてください。
先に白く色付けした石鹸生地を、泡立て器を持ち上げ垂れた液で線がつくようになるトレースの状態にします。ゴムべらを使ってモールドの半分まで流します。型ごとトントン!と生地に入り込んだ空気を抜きながら生地を平らになるよう馴染ませます。
色付けしたグリセリンソープをソープモールドの中の石鹸生地に縦に流します。自信がない方は、大きめのスプーンで縦に流していきます。中に沈むくらいが出来上がりが丁度良くなります。
〈8〉で色を混ぜた石鹸生地をモールドに流す前に電動クリーマーでよく混ぜて、垂れた液で線がつくようになるトレースの状態にします。先にバレンシア色を流します。その上に〈9〉の残りの白い生地を、さらにピンクの生地をのせていきます。最後に残りの白い生地をのせてスプーンの底で中心にむかって盛り上げておきます。
型ごと毛布やタオル、寒いときには保温シートや発砲スチロールの中に入れて24時間保温します。グリセリンソープが中に入り込んでいますので、温度が上がりすぎないようにしてください。高すぎると流れ出てしまう可能性があります。
柔らかすぎるときは、このまま1〜2日乾燥させてから型出しをします。カットしたら、日の当たらない風通しのよい乾燥した場所で、4〜6週間乾燥させて出来上がりです。
苛性ソーダのついた道具は、お酢かクエン酸水をスプレーし中和してからゴム手袋をして台所洗剤で洗います。道具についた石鹸生地も中和させてから新聞紙やキッチンペーパーで拭き取り、必ずビニール袋に入れ燃えるゴミとして捨て、排水溝には流さないでください。
商品内容や保管・使用上の注意は、あらかじめ商品詳細ページにてご確認ください。