初めての手作り化粧品、カラーコスメの口紅、リップグロスは自分だけの素敵な色をお楽しみ下さい。
よくある質問をまとめてみましたので、ご参考になさってみてください。。
市販のものと違い手作り品は、季節や室温、材料などによりワックスとオイルの分量を調節するかもしれないと思って作成してください。夏は冬に比べて柔らかくなりますし、合わせる油脂が常温で固形のものなのか、液体のものなのかも考慮します。他にキャンデリラワックスやカルナウバワックスは、融点(液体から固まる温度)が約70〜88℃と高いので、ミツロウより早く固まりだし硬さと艶が出ます。
成功していたレシピでも季節や室温、その他の条件により口紅の上と下の部分が先に固まり、矢印の部分の真ん中が柔らかいままで固まらないことがあります。これは室温と各材料の融点の違いが原因です。
《解決法》
@耐熱容器に移しなおしキャンデリラワックスの量を増やして再加熱、シリコンに流し常温でかためます。
A分量を変えずに再加熱により液体にした後、シリコンに流し冷蔵庫で一気に冷やすと均一に固まります。
フレーバーオイルをお使い下さい。フレーバーオイルは、食品添加物グレードの香料です。口に入る可能性があるのでこちらをお勧めします。また、香料としてフレグランスオイル、精油というものもありますが、こちらは当店ではお勧めしておりません。もしお使いになる場合は、リップクリーム1本(5ml)に1滴ほどにして下さい。精油は作用が強いものもありますので特に注意が必要となります。
オイルとワックスでできたリップクリームは、防腐剤は必要ないと考えています。口に入ることも考慮し、ビタミンEオイルやウィートジャムオイルなどの酸化を防止するものがお勧めです。保存の目安は、常温で約3ヶ月以内となりますが、使用するオイルが酸化しやすいオイルの場合は1ヶ月ほどになる事も考えられます。保存期間はあくまでも目安としてお考え頂き、酸化臭がしたり、使い心地に違和感を感じた場合には使用を中止して下さい。
・手作り口紅のレシピにココアバターなどのバター類が入っている。
・口紅を作るときにバターの温度を上げすぎたとき。
・もともとのバター自体のテイストにざらつきがある場合があります。
・特に初夏から秋の初めの気温が高いとき。
・オイルに溶けないパウダー類を入れたとき。
これらの場合に出来上がり2〜3日以上経過してからざらつきがでる、使用中に急にざらつきがでることも多くあります。
特に、シアバター、ココアバター、マンゴーバター、ムルムルバターはザラつきがでることが多いバターです。全てのざらつきがこれらの原因とは限りませんがご参考になればと思います。
口紅やリップのざらつきの原因の素材の特性に加え、材料をとかした後、固まるまで混ぜずに放置してしまった、などが考えられます。部分的に一部の成分のみが固まってしまった場合に起こることがありますので、再度、溶かしていただき常温になるまで丁寧に混ぜてください。
ワックスの割合が多すぎて起こる場合もあります。常温で固まっている状態の時は、オイル分を追加して柔らかさをだしてください。
商品内容や保管・使用上の注意は、あらかじめ商品詳細ページにてご確認ください。