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ワックスの種類 ・ 使い方How To

手作りリップグロス・口紅の材料 ワックスの種類と使い分けです。
各ワックスの性質を知り、容器やレシピにあったワックス選びが出来ると楽しみも増えます。

Material

  • ミツロウ(黄)
  • ミツロウ(白)
  • キャンデリラワックス
  • カルナウバワックス
  • バームクリームベース

作り方

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各ワックスの出来上がりの色の影響

 《割合 Wax:Oil / 1:5 》

 ・各ワックス…………1g
 ・キャスターオイル…1g
 ・ビタミンEオイル …1g
 ・ホホバオイル………3g
 ・カラーマイカ………0.4g


ミツロウの黄色と白、キャンデリラワックスはあまり色の差は感じられませんでした。
カルナウバワックスは元の黄色みが強いので出来上がりの色が他より濃くでていました。
ただ、口紅として塗るとそれほどの差はでていません。

ミツロウ(黄)(白)

蜜蝋、ビーワックスとも呼ばれるとおり、ハチの巣から採れる天然のロウ成分です。お肌を柔らかくし保湿効果が期待されます。
黄色いタイプは、花粉・フラボノイド・プロポリスを含み殺菌効果があります。 白いタイプは、薬品を使用せず水に湿らせながら日光にさらし脱色、脱臭、精製されたサラシミツロウです。 黄色の方が若干柔らかく出来上がります。
グロスや口紅にも使われますが、柔らかく馴染みやすいのでリップクリームや軟膏によく使われます。 黄色の方が白色より若干柔らかく出来上がります。

 《融点(溶ける温度)》 … 約65〜68℃
 《鹸化値(NaOH/KOH)》 … 68/95
 《色/香り》 … 黄色/穏やかな甘い香り
 《大きさ》 … 約5〜10mmの粒状

1歳未満の乳幼児の安全性

《割合》 … (ワックス:オイル)
1:4〜7(リップチューブにむく)
1:5〜8(コンパクト/ジャーにむく)
1:11〜12(グロス容器にむく)
1:13〜15(ロールオンボトルにむく)


蜜蝋

キャンデリラワックス

リップや軟膏に光沢をだし固さをだすので、スティック状のリップ等にむいています。 トウダイグサより抽出された天然植物性ワックスです。融点が高くしっかり仕上がりつやが出るので口紅やグロスに使いやすいワックスです。なめらかにできあがるのでリップグロスにミツロウより良い気がします。

《融点(溶ける温度)》 … 約70〜73℃
《鹸化値(NaOH/KOH)》 … 36/50
《色/香り》 … 薄黄色/ 微
《大きさ》 … 約3〜5mmの粒状

《割合》 … (ワックス:オイル)
1:4〜6(リップチューブにむく)
1:6〜8(コンパクト/ジャーにむく)
1:9〜10(グロス容器にむく)
1:10〜11(ロールオンボトルにむく)


カルナウバワックス

キャンデリラワックス同様、リップグロス・口紅や口紅などに固さとツヤを与え使われます。固さがある為、スティック状のリップ等にむいている。カルナウバヤシから採れる最も固い植物ワックスです。融点が高くしっかり仕上がりつやが出るので口紅やグロスに使いやすいワックスです。


《融点(溶ける温度)》 … 約80〜88℃
《鹸化値(NaOH/KOH)》 …58/80
《色/香り》 … 黄橙色/微
《大きさ》 … 約3〜5mmの球状

《割合》 … (ワックス:オイル)
1:4〜6(リップチューブにむく)
1:6〜8(コンパクト/ジャーにむく)
1:9〜10普通(グロス容器にむく)
1:10〜11普通(ロールオンボトルにむく)

* 融点が高いこととオイルと混ぜ合わせたときの柔らかさは違います。




バームクリームベース

最初から材料が混ぜてあるので、このまま溶かして固めるだけで使えるリップグロス・口紅のベースです。お好みでオイルや香り、色を足すことができます。色あわせに時間が掛かるグロスや口紅にはできあがっているベースがあると時間短縮できますね。


《油溶成分(オイル、有効成分)型に流す場合》 ……約20%まで
《油溶成分(オイル、有効成分)ジャーに流す場合》 …約20〜30%
《精油・フレグランスオイル》 …1%まで(推奨10gに1滴)

《構成成分》 …密蝋、シアバター、ココアバター、アボカドバター、ホホバオイル、スイートアーモンドオイル、キャスターオイル、メドウフォームシードオイル、月見草オイル、ローズヒップオイル、アロエオイル、ニームオイル、トコフェロール、ローズマリーエキス

バームクリームベースから作る口紅の作り方

バームクリームベースから作るリップグロスの作り方


Memo

WAXの使用ポイント

それぞれのワックスの融点(溶ける温度)は、蜜蝋が約60℃、キャンデリラワックス約75℃、カルナウバワックス約85℃などと温度差があります。これらのワックスを組み合わせることでリップの口当たりや使用感、口紅においては色の持ち方が変わってきます。
リップクリームや軟膏のワックスは、ミツロウだけでも十分良いと思います。
口紅は、融点が高いワックスをつかうことで唇の上に口紅の色が残りやすくなりますのでキャンデリラワックス、カルナウバワックス、または両方を使うことがあります。

季節にあわせて、容器に合わせて出来上がりの固さを考えて作ります。リップスティックに流す際には、折れにくいようにやや固めの出来上がり、ジャーに流すときは筆ですくいやすいようにやや柔らかめに作るとよいでしょう。リップグロス容器は柔らかいペースト状にしておかなければスポンジについて出でてきません。ロールオンボトルは、さらに柔らかくしないとロールから唇にグロスがのりませんので注意が必要です。
ホホバオイルなどよりキャスターオイルやビタミンEオイルは出来上がりが柔らかくなります。レシピを参考にしながら実際の固さを優先してオイルでかたさを調節して頂いてから、容器に流してください。

Orangeflower Shop

ミツロウ(黄)
黄色い粒状のナチュラルビーワックスです。穏やかな甘い香りとフラボノイド・プロポリスを含み殺菌効果もある天然のロウです。
ミツロウ(白)
薬品を使用せず高純度に精製された使いやすい白い粒状のビーワックスです。ハチの巣から採れる天然のロウ成分です。
キャンデリラWAX
口紅に光沢を増し、固さがありスティック状のリップ等にむいている。 トウダイグサより抽出された植物性ワックスです。
カルナウバワックス
リップグロス・口紅や口紅などに固さとツヤを与え使われます。カルナウバヤシから採れる最も固い植物ワックスです。
手作り石鹸
バームクリームベース
溶かして固めるだけ、お好みでオイルや香りを足してリップグロス・口紅が作れます。

商品内容や保管・使用上の注意は、あらかじめ商品詳細ページにてご確認ください。