上級
アルコールを使わないで作った液体キッチンソープです。
リキッドソープの素 | |
ココナッツオイル | 80g |
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椿オイル | 60g |
精製オリーブオイル | 20g |
キャスターオイル | 20g |
ビタミンEオイル | 20g |
苛性カリ(ディスカウント0%) | 52g |
精製水(75%) | 150g |
希釈リキッドソープ 《出来上り約200g》 | |
リキッドソープの素 | 50g |
精製水(2倍に希釈の割合) | 100g |
クエン酸 | 0.5g |
精製水 | 100g |
ベタイン | 3g |
1,2−ヘキサンジオール | 3g |
1,3ブチレングリコール | 1g(20滴) |
* オレンジフラワーのアルカリ計算機
「椿のリキッドシャンプーの素」のレシピを使い、基本の作り方〈4〉から液体石鹸の素の作り方を説明します。
ブレンダーで1〜3秒 × 数回混ぜると白っぽくなり泡が増えてきますが、ココナッツオイルだけの時やアルコールを使用する時のようにはっきり反応がわからないことがあります。もし、ふき上がりそうになることがあれば、「軽く混ぜる」→「ヘラを出す」を繰り返して様子を見ながら軽く混ぜます。この反応が出るまではオイルの種類によってはしばらく分離したままが続きます。
しばらく混ぜると急激にトレースがすすみ、表面にツヤがでてきます。そしてどんどんトレースが進み固くなります。ラップをして湯煎で60〜70℃で1〜2時間、保温します。保温中に鹸化が進み半透明になる部分がでてきますので、温度が均一になるよう1、2回混ぜてください。
* 夏の暑い時は湯煎のまま電源を切って放置、お湯が冷めたら温めてを繰り返す程度で大丈夫です。
1〜2時間後、半透明の部分は増えてきましたが、混ぜてしまうので白っぽい不透明な生地です。柔らかくなっていますのでタッパーなどの容器に入れ蓋をして、さらにスチロール箱などで2時間〜1日ほどよく保温します。アルカリ度が高いときは保温する方が鹸化が進むのでアルカリ度の下がりが良くなります。
時間が経つにつれて鹸化が進み、ツヤのある固めのカスタードクリーム状です。容器ごと保管をしてもいいですし、絞り器で絞って楽しむのもよいですね。できあがったリキッドソープの素は、pHが落ち着く3〜4日後に希釈をします。できあがった石鹸の素で約7回分のリキッドソープを作ることができます。
保存の目安
・冷蔵庫保管……約6ヶ月
耐熱ガラス容器に小さくした固まりやペースト状のリキッドソープの素を入れて、湧かした精製水を静かに計り入れます。
時々、静かに混ぜながらこのまま数時間〜1日くらい放置すると、透明なリキッドソープに溶けていきます。急ぐときは軽くラップをして、お湯が沸かないよう10秒ずつ確認しながら繰り返し電子レンジで熱を加えます。ソフトオイル、アルコール無しで作ったリキッドソープは、曇りがでることが多くあります。
希釈した液のペーハーをペーハー試験紙や測定器で測定します。
・pH値は9.2〜11弱くらいが理想的
pH調節にクエン酸を使いますので、約5%溶液を作ります。ビーカーに精製水とクエン酸を入れて溶かします。
溶けたクエン酸溶液を少しずつリキッドソープの中にいれます。pHを確認しながら何度かに分けて調節していきます。最後の微調節は、スポイトなどを使うくらい慎重にしてください。入れ過ぎると分離することがあり元には戻りません。
* 酸性成分が入ると、一瞬、白濁しますがよく混ぜると戻ります。
・冷暗所保存……約1ヶ月
エタノールは強力に鹸化スピードを早めてくれます。エタノールを使わない作り方の時は、オイルの種類や作成温度などが鹸化に大きく影響し失敗の原因にもなります。湯煎で保温中にある程度アルカリ度が下がってくれればいいのですが、そうでない時もあります。いつまでも湯煎を見張っていることもできません。その時は、スチロール箱などで2時間〜1日ほどよく保温します。液体石鹸の素の状態でもある程度アルカリ度が下がっていると、液体にするときにも安心です。エタノールを使わないときはphチェックをよくしましょう。
できあがっている石鹸を少し入れてあげることで、鹸化を後押しし鹸化スピードを早めてくれます。石鹸会社の方に教えて頂きました。ココナッツオイルの少ないオイル配合の時などには是非お試しになってみてください。
手作りの固形石鹸やリッキドシャンプーで洗い上がった髪は、
アルカリ性に偏っています。
これを酸性のお酢(ビネガー)や
クエン酸を使って中和させる事により、開いていた髪の
キューティクルを整える事が出来るようです〜 ))
商品内容や保管・使用上の注意は、あらかじめ商品詳細ページにてご確認ください。