手作りクリーム・乳液、ミルクローション作りは、乳化剤によって水と油を乳化します。そのため、植物から各抽出方法でとれた水溶性と油溶性の抽出液を利用することが出来ます。また、抽出された各エキスを手作り製品に加えることで、植物のエネルギーをうまく取り入れたオリジナルクリーム、乳液をお楽しみください。
クリーム・乳液に多く使われているベースの成分です。他の成分の溶媒として使われます。当店では、手作りクリーム・乳液に水道水ではなく精製水を使用することをお勧めしております。
精製水とは、ミネラル(金属)、金属イオン、塩素をイオン交換樹脂、活性炭などで除去したものです。
* 水道水は、塩素などが入っているのでおすすめしません。
芳香蒸留水は「フローラルウォーター」「ハーブウォーター」「ハイドロソール」「イドロソール」などとも呼ばれています。芳香蒸留水は、材料となる植物を水蒸気で蒸留して精油をとるときにできる副産物です。そのためごく微量の精油成分が自然な形で含まれます。
しかし精油は油溶性の成分ですので、芳香蒸留水に含まれている成分のほとんどが水溶性芳香成分(有効成分)となります。そのため、精油の香りと同じ香りになるわけではありません。ローズ、オレンジフラワー(ネロリ)、月桃は精油に近い香りですが、ラベンダー、ローマンカモミールは精油とはまた違った香りがします。また、含まれている植物の水溶性芳香成分(有効成分)は、弱酸性であることが多く化粧水のベースにはおすすめの材料です。
ローズ、オレンジフラワー、ラベンダー、カモミール・ローマン、月桃、ウィッチヘーゼルなどがあり、単品はもちろん、それぞれを混ぜあわせて使うこともできます。
アロエベラジュースは、アロエベラの外葉を取り除いた部分から採った、さらっとした液体です。粘性をだすにはガム等の増粘剤をお好みで加えて下さい。
アロエベラジュース100%をフリーズドライし粉末にしたもので、水で溶かすと還元ジュースになる。液体より長期保存がきくので便利です。数字は濃縮の度合いを示す。
《100X》粉末1.0gに対して水100mlの割合で還元ジュースができる
《200X》粉末0.5gに対して水100mlの割合で還元ジュースができる
浸剤は、水や沸騰したお湯を使ってハーブや生薬の水溶性成分を抽出する方法です。 抽出された抽出液は化粧水やジェルのベースとして使われる他、クリームの基剤など手作り化粧品のの材料として使うことができます。
ハーブをアルコールに浸すと植物の油溶性成分と水溶性成分が溶出されます。抽出するアルコールの種類により外用/内用と使用の仕方が変わってきます。チンキ剤は、薄めることでクリームや乳液などに使う事ができます。
ハーブ/生薬のBG抽出は、植物がもつ水溶性/油溶性の両方の有効成分を抽出することができます。この植物エキスは、アルコール抽出より刺激が少なく、グリセリンのような保湿効果があります。薄めることでクリームや乳液などに使う事ができます。
ハーブハニー(浸出ハチミツ)は、各ハーブの香りや効用を活かし手作りクリーム・乳液、パックに使用できます。ハチミツは保湿効果が優れていて乾燥した肌に潤いを与える目的で配合される。
浸出油剤(インフューズドオイル)は、植物油を使ってハーブや生薬の油溶性成分を抽出する方法です。常温で抽出する冷浸法と熱を加えながら抽出する温浸法があります。 抽出されたオイルは、手作りクリーム、乳液の油溶性成分として入れることができます。 抽出されたオイルも販売されていますが、お好みの植物オイルとハーブ、ハーブパウダーの組み合わせで抽出してみて下さい。
クリーム、乳液の香り付けには、精油や肌につけられるフレグランスオイルを使うことができます。香りがついている植物バターやキャリアオイルの場合は、香りを入れずに優しい香りをあじわえます。敏感肌で余計な物を入れたくないとお考えの場合は、入れずにお使いください。
《配合量》
・フレグランスオイル … 出来上がり100ml:約1〜3滴
・精油 …………………… 出来上がり100ml:約1〜2滴
* 精油は天然成分ですが作用が強い物もあります。小さなお子様、敏感肌の方は十分注意してお使い下さい。
商品内容や保管・使用上の注意は、あらかじめ商品詳細ページにてご確認ください。